投資信託に組み入れられている株や債券などの有価証券は、色々な要因によって価格が変動しますが、その時々の有価証券の価格に、インカムゲイン(利息・配当金など)を加えて資産の時価総額を算出し、そこからファンドの運用のために支払われた諸経費を差し引いて純資産総額を計算、そして、それを1口当たりに換算して求めたのがソブリン基準価格等の全ての投資信託の基準価額になります。
基準価額とは、単に投資信託の価格(値段=price)ではなく、一口あたりの価額(価値=Value)なので、得られた利息・配当収益はすべてこの基準価額に含まれています。分配金はここから支払われますので、ソブリン基準価格などにも、もちろん分配金(のもと)は含まれています。
この基準価額は投資信託の買い付け代金や解約代金を計算する基準になります。
投資信託の基準価額は、その投資信託に組み入れられている株式や債券の価格が変動した時、為替相場が変動した時、投資している銘柄がデフォルト(倒産)した時に変動します。
これはソブリン基準価格に限らず、全ての投資信託に当てはまります。
ソブリン基準価格などの基準価額は、運用によって収益が生じた場合は、収益分がプラスされ純資産総額は増加し、一口あたりの価値である基準価額も値上がりします。
しかし、分配金が支払われると、純資産総額は減少し、基準価額も値下がりします。