米ドル建てが主流であった新興国債券も、近年、JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド等の新興国の現地通貨建て債券市場が整備されてきたことから、高利回りの新興国債券ファンドが注目され、今、現地通貨建て債券が増加しています。
新興国ソブリン債券は、先進国ソブリン債券と比べて信用力が低い代わりに高い利回りが期待できるので、JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンド等の現地通貨建て新興国ソブリン債券に投資することで、先進国ソブリン債券や米ドル建て新興国ソブリン債券への投資ではできない、より多くの通貨への分散投資が可能となります。
JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンドでは、参考指標である「JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス−エマージング・マーケッツ」の構成国に基づき、ポーランド、メキシコ、南アフリカ、マレーシア、ハンガリー、タイ、チェコ、トルコ、インドネシア、スロバキア、ロシア、チリ、ブラジル、コロンビア、ペルーの全15カ国を主な投資対象として分散投資を行います。
それぞれの新興国につき、各国別およびグローバル要因による情報をもとに、JPM新興国現地通貨ソブリン・ファンドは、債務の返済能力、経済改革の進展度、総合的な信用力の分析を行い、債券市場の価格(利回り)、実質金利や為替などを勘案し、国別配分、個別債券の銘柄選択、ポートフォリオの構築を運用ガイドラインに沿って行います。